オフィスにおける『場』づくりが大事なわけ

日本の中小企業に向けて整理整頓の大事さを発信しているせーけです。
最近は整理整頓した後で、
オフィスレイアウトの相談をいただくことも増えてきました。

今までは効率を考えた座席の配置であったり、
家具の選定も機能的か、価格は安さを重視、
席は1人1席の固定席がある、というのがトレンドでした。

最近変化していると感じるのは、
オフィスに従来の画一性を持たせるのでなく、
フレキシブルさを求める声が増えてきているように感じます。

1人ひと席あっても、結局、日中は不在で席が空いている。
ならば、固定席を持たない席の設け方ができないか。
そもそも『オフィスのあり方』はどうか。

山崎文栄堂でも、1年前にオフィスを大改装を実施。
毎日会社にくるのが楽しくなったらイイねをテーマに、
・信頼
・成長
・心理的安全性
を反映させた、『ウチらしいオフィス』を今でも作り続けています。
今のオフィスはこんな感じ!
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テーマは山小屋風!オフィス。
テントに入って、登山計画ならぬ、プロジェクト計画づくり!
を、芝生に裸足になってやっています。
※芝生はもちろん人工芝!でも、本物ソックリ!
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さて、みなさんは、『場』が私たちにもたらす影響についてご存知でしょうか?

例えば、みなさんは、神社に行ったことがあるかと思いますが、
一歩鳥居をくぐったら、すんっとして、空気感が変わるということを体験されたことはないでしょうか。
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もう、まさにそれは場の影響を受けて、それまでしていたおしゃべりもやんだり、
厳かな雰囲気を受けて少し背筋が伸びたり・・・

また、ディス二―ランドに行くと、入り口のエントランスゲートから
ワクワクが止まらない!なーんて、方もいらしゃるのでは。
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すこーし、『場』のもたらす影響力について「確かに!」と思い当たる点、
実感できましたでしょうか。

このことを、アメリカの犯罪学者のジョーン・ケリングは
「ブロークン・ウィンドウ理論(割れ窓理論)」として、広く知られています。
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割れた窓を見た人が、「この場所は防犯に配慮していない」と感じ、
犯罪を起こしても大丈夫ではないかと考えることから、
犯罪の発生件数が増えるという理論のこと。

言い換えると、小さい犯罪も徹底的に対処することによって
凶悪犯罪の起こる可能性を防止できるという考え方もできます。

そして、この理論を取り入れた有名な事例は、
90年代にニューヨークのルドルフ・ジュリアーニ市長が実施したニューヨークの地下鉄の落書き清掃。
これによって、ニューヨークの犯罪は7割も減ったとされています。

これまでのお話で『場』の影響を受けているということは、認識いただけたのではないかと思います。
では、オフィスで置き換えてみるとどうでしょうか。
何気なくおいた書類がそのあと書類の山と化したり。
逆に、『あっ、置きっぱなしになっている』と気づいてて片付けた場所は、
ずっときれいを維持できたりするかもしれません。

場の影響を受けずにいられない私たちは、
どんなオフィスでお仕事できると、みんながハッピーで幸せなのか。
山崎文栄堂のオフィスもその場づくりを、
16年前にオフィスの整理整頓から始めました。

メリハリがある居心地の良さや、
つながり、ハッピーを創造できるオフィスづくりを目指して、
場づくりをしています。

場づくりにご興味のあるかたは、是非、当社オフィスに(目黒区青葉台)
一度、いらしてください!ご見学いただくことができます。(事前にご連絡ください!)

日経MJに当社のオフィスの様子が掲載されました
こちらのページでご紹介中です!

この記事を書いたひと

上村倫世

約3年間、ひとりで経理総務を担当。 実務の経験で培った ノウハウを活かした記事を更新中!